きっかけと想い

2月に入り東京では焙煎所併設型カフェが立て続けに新規オープンしてますね。雑誌やTV等でも取り上げられたりしているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

一見、好調のように見える喫茶・カフェ業界ですが、全国喫茶店の事業所数は1981年の15万件強をピークに、2012年では7万件強まで減少しています (全日本コーヒー協会統計資料より)。今後も減少傾向は続くでしょうから、依然として厳しい世界であることに変わりはありません。

それでも規模の大小問わず新規オープンにチャレンジするのは、オーナーの皆さんが何かしらの信念や想いをお持ちだからと思います。

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今回は私がコーヒーに携わることになったきっかけや想いなどをお話したいと思います。

私も元々はただのコーヒー好きでした。カフェ巡りが凄く好きというわけでもなく、至高の一杯を求めるわけでもなく。朝起きたらコーヒーを淹れて飲み、仕事中は缶コーヒーを脇に、外出先で休憩がてらカフェにフラッと立ち寄り…コーヒーとの接し方はごく一般的なものだったと思います。

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そんな私が何を思ったか、コーヒーの焙煎の世界に足を踏み入れたのが2011年の終わり頃。普通はコーヒー教室に通って知識を深めたり、美味しい珈琲豆を買い求めたり、はたまた自宅で手網焙煎を始めたりとステップアップしていくのでしょうが、私の場合はそれらを全てスルーして焙煎の門戸を叩いたことになります。不思議ですねえ。

焙煎指導で使用するのは業務用焙煎機。一度に数キロもの生豆を焙煎できるので、一日終わると十キロ以上もの焙煎豆を持ち帰ることになります。持ち帰っても到底一人では飲みきることはできないので、家族や親しい方々にお裾分けを始めたところがスタートになります。

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私自身、それまではスーパーで売っているコーヒー粉しか買ったことがなかったため、豆を挽くコーヒーミルなど当然持っているはずもなく、急いで買いに行ったことを覚えています。そして、初めて豆を挽いた瞬間に部屋中に広がったコーヒーの香り、飲んだ時の味の深みにビックリしたことを今でも忘れません。

また、お裾分けした方々に美味しいと喜んでいただけたこと、コーヒーのお裾分けから新たな出会いが生まれたことが何よりも嬉しく、その日以来、焙煎してはお裾分けするということを繰り返し、今日に至っています。

このように、コーヒーを通して多くの方々と出会い喜んでいただきたいという想いが私の原点であり、そのような体験や感動を皆様にお伝えしていければ幸いです。