自宅でもアウトドアでもコーヒーを楽しめる直火式エスプレッソメーカー「イルサ」

イタリアの老舗メーカーILSA社(以下、イルサ社)の直火式エスプレッソメーカー「イルサ」をご紹介します。

といっても、新製品というわけではなく入手困難な珍しいものでもありませんので、何をいまさらと思われる方もいるでしょう。何故いきなり直火式エスプレッソメーカー?かと申しますと、冬のアウトドアで楽しむためなんです!

イメージ By: antony cowie

 

普段、私が自宅でコーヒーを飲む際はペーパーフィルターを使用する場合がほとんどです。ペーパーフィルター特有のスッキリとした飲み心地が好きなのと、何と言っても後かたづけの簡便さ。やはり毎日のことになると後かたづけの占める割合って大切ですよね。

話が逸れましたが、冬の寒い時期にアウトドアでペーパーフィルターを使用してコーヒーをポタポタ淹れていると、あっという間に冷めてしまうんです。人数が多いと大量に淹れ終わる頃にはアイスコーヒーかと間違うほどに・・・(少しオーバーですね)

そんな理由から、冬のアウトドアでも熱いコーヒーを楽しむことができるアイテムとして入手したのがこの直火式エスプレッソメーカー「イルサ」です!

イルサ

「イルサ」のパッケージと実物。ホントは「TURBO EXPRESS」という製品名?

 

製品名は社名と同じ「イルサ」ですが、これは日本向けの名前みたいですね。イルサ社のWEBサイトや製品梱包パッケージには「TURBO EXPRESS」と表示されています。おそらく日本の輸入販売元が消費者の方々に覚えてもらいやすいよう考慮したのでしょう。

サイズは四種類展開されており、一杯用、三杯用、六杯用、十杯用が揃っています。私は迷わず大人数で飲める十杯用をチョイスしました。十杯用といってもエスプレッソ用の小さなカップでの換算なので実際の抽出容量は450~500mlとなります。

ち なみに、日本では直火式エスプレッソメーカーのことをマキネッタ(Macchinetta)とも呼びますが、これは「小さい器具」という意味だそうです。 一方、イタリア語でカッフェティエラ(Caffettiera)といえば「コーヒーメーカー」や「コーヒーポット」のことで一般的に直火式エスプレッソ メーカーのことを指します。イタリアの各家庭には必ずと言っていいほど直火式エスプレッソメーカーがありコーヒーが日常的に楽しまれているようです。ま た、直火式エスプレッソメーカーで淹れたコーヒーは「モカ」という愛称で呼ばれ厳密にはエスプレッソと区別されるようですがその話はまたの機会に。

それでは、いよいよ「イルサ」をパッケージから取り出してコーヒーを淹れてみましょう。

日 本の販売店で購入するとしっかりと日本語の説明書も付いてきますのでご心配なく。付属品としてガスプレート、減量フィルター、スペアゴムパッキンが付いて きます。イルサ自体が縦に細長く通常のガスコンロに乗りづらいため、ガスプレート上にイルサを乗せて火にかけます。減量フィルターは器具容量の半分だけ コーヒーを作りたい場合に使用します。

イルサ

(左上から時計回りに)ボイラー、バスケット、サーバー、スペアゴムパッキン、減量フィルター、ガスプレート。

 

十杯用でも思ったほど大きくはなく、2リットルのペットボトルより少し小さいぐらいです。ステンレス製のシンプルな器具なのでインテリアにも映えますね。

イルサ

シンプルな器具なのでインテリアにもバッチリ!

 

使用手順もすごくシンプルです。

  1. 下部ボイラーに水を入れる
  2. バスケットをボイラーにセットしコーヒー粉を入れる
  3. 下部ボイラーに上部サーバーを取り付ける
  4. 弱火にかけあとはコーヒーが抽出されるのを待つだけ
イルサ

下部ボイラー内に水を入れます。バルブの下まで約600ml。

イルサ

バスケットにコーヒー粉を入れます。すり切り一杯で約50g。

イルサ

弱火にかけた後はノンビリと待つだけ。

 

沸騰すると蒸気圧により下部ボイラーから上部サーバーへノズルをつたい熱湯が押し上げられます。その途中、コーヒー粉が入ったバスケットを経由する際にコーヒー成分が抽出される仕組みとなっています。

イルサ

ノズルからコーヒーが抽出され、最後にコポコポっと音がしたら完了です。

 

注意しなければならない点は空焚き防止のため抽出が完了したらサッと火を止めること、直後は器具が非常に熱くなっているため素手で触らないことぐらいでしょうか。簡単でしょう?

使用後は洗剤などを使用せずにお湯でサッと洗い流して終了です。使い込んでいくうちにコーヒーの油分が器具に馴染み各家庭の味になっていくそうです。

今 回はペーパーフィルターとの味わいの違いを確かめたくて、普段使用している中深煎りのブレンドを中挽きで試してみました。すると想像していたよりアッサリ とした飲み心地で美味しい!直火式エスプレッソメーカーの特徴として、沸騰直後の熱湯がコーヒー粉に触れるので苦味や雑味が出やすいと予想していたのです が、おそらくコーヒー粉に触れる時間が短いためこのような味わいになったのでしょう。

ただペーパーフィルターと異なり、カップにコーヒー粉や油分も入るので、冷めた後の味の落差が大きいと感じました。やはり、冷めてもクリアな味わいを楽しめるのはペーパーフィルターでしょうか。

と もあれ、自宅でもアウトドアでも楽しめる一生モノのアイテムを入手したので、今後は焙煎度や挽き具合を変えていろいろ楽しんでいくことにしましょう。少し 深煎りの豆を使用すれば油分と合わさりコッテリとした苦味を楽しめるのではないかと思います。そうすればスチームドミルクやフォームドミルクを合わせてカ フェラテやカプチーノにしても美味しいでしょう。

それでは、次回は実際に気が置けない仲間と一緒にアウトドアコーヒーを楽しんでみます!